問172
艾を使用しないのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
薬を皮膚に貼って刺激を与えるもので、もぐさを燃やさない。正答は4。
灸法を、もぐさを燃やすものと薬による刺激のものに分けられるか。
灸のほとんどは、もぐさを燃やして熱の刺激を与える方法である。これに対し、もぐさを使わず薬品によって刺激を与えるものがあり、化学の刺激に分類される。紅を用いるものはこれにあたる。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとももぐさを使う。葉を皮膚に当ててその上から据えるもの、ショウガを隔てて据えるものは、いずれも物を隔てて熱を伝える灸で、棒状のもぐさの先端を押し当てるものももぐさを燃やしている。
物を隔てる灸は種類が多く、名前に隔てる物の名が付くので、それ自体が刺激源だと誤解しやすい。実際には熱源はもぐさで、隔てる物は熱の伝わり方を和らげ、その物の成分も加わるという位置づけである。もぐさを使わないのは薬による刺激のものだけである。
物を隔てる灸には、ショウガ、ニンニク、塩、味噌、ビワの葉などを用いるものがあり、隔てる物によって熱の伝わり方と、加わる成分の作用が変わる。薬による刺激の灸は、皮膚に発赤や水疱を作ることで刺激を与えるもので、熱ではなく化学の刺激である。刺激の性質が違えば、狙う反応も、注意すべき有害事象も変わる。
灸法を4つ並べ、もぐさを使わないものを1つ置く。解法は、(1) 各灸法の熱源を確認、(2) もぐさを燃やすかを判定、(3) 燃やさないものを選ぶ。
艾を使用しないのは紅灸。ビワの葉灸・ショウガ灸は隔物灸、押灸は棒灸を押し当てるもので、いずれも艾を燃やす。