問2
あはき施術者の倫理について正しいのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
痛みやつらさを相手の側から受け止める。正答は4。
施術者の倫理として、誰の利益を中心に置くかを判断できるか。
施術者の倫理は、施術を受ける人の利益を中心に置くことが土台になる。相手が感じている痛みやつらさを受け止め、それを理解しようとする姿勢は、この土台にあたる。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも中心が別のところにある。施術者の都合を中心にすること、施術者の利益を先に置くこと、そして家族の要求を本人より優先することである。
家族の要求を優先することは、一見すると患者のためのように見えるが、本人の意思と食い違うことがある。判断能力のある成人は、自分に対する治療について同意するか差し控えるかを自分で決められる。中心に置くのは本人である。
患者は自分自身に関わる自由な決定を行うための自己決定の権利をもち、医師はその決定のもたらす結果を知らせるものとされる。判断能力のある成人の患者は、どのような診断上の手続きや治療に対しても、同意を与えるか差し控えるかの権利をもつ。そのために必要な情報を得る権利も併せてもつ。
姿勢を4つ並べ、中心に置く相手を取り違えさせる。解法は、(1) 各記述で誰の利益が中心かを書く、(2) 受ける側が中心のものを探す、(3) それを選ぶ。
正しいのは「患者の苦痛への共感」。施術者本位・施術者の利益優先・患者家族の要求優先はいずれも、施術を受ける本人が中心から外れている。