問7
結核患者が使用した食器の洗浄に用いるのに、必要かつ十分なのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
結核は食器からは伝わらないので、中性洗剤で洗えば足りる。正答は4。
感染経路に応じて、必要な処理の水準を判断できるか。
処理の水準は、その病原体がどう伝わるかによって決まる。結核は乾燥に強く、飛沫と塵埃によって空気を介して伝わる感染症であり、食器を介して口から入る経路では伝わらない。したがって食器は通常どおり中性の洗剤で洗えば必要かつ十分である。記述4が正しい。誤肢は3つとも過剰な処理である。皮膚に用いる薬、器具や環境に用いる薬、殺菌の力が弱い薬を持ち出すまでもない。
「結核」と聞くと強い消毒が要ると考えがちだが、経路を考えれば食器は問題にならない。経路に応じた対策という原則が問われている。逆に、口から入る感染症では食器の処理が重要になる。
感染の経路に応じた予防策には、触れることで伝わるものへの対策、しぶきで伝わるものへの対策、空気を介して伝わるものへの対策がある。結核は3つ目に当たり、換気、特殊なマスク、陰圧の部屋といった対策が必要になる。標準的な予防策は、すべての患者に対して血液や体液を感染性のあるものとして扱う考え方で、これに経路別の対策を加える。
消毒薬を3つと洗剤を1つ並べる。解法は、(1) 病原体の感染経路を確認、(2) 食器を介するかを判定、(3) 必要な水準を選ぶ。
結核患者の食器は中性洗剤で洗えば必要かつ十分。空気を介して伝わる感染症で、食器を介した経路では伝わらない。経路に応じて水準を決める。