問26
肺活量を表す計算式はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
思い切り吸ってから思い切り吐き出せる量が肺活量。3つの量を足したものになる。正答は1。
肺の中の空気を区分けした量の名前と、その足し算を言えるか。
肺の中の空気は4つに区分される。ふだんの呼吸で出入りする分、そこからさらに吸い込める分、さらに吐き出せる分、そしてどれだけ吐いても肺に残る分である。肺活量は、思い切り吸ってから思い切り吐き出せる量なので、前の3つを足したものになる。残る分は、どうやっても吐き出せないので含まれない。したがって記述1が正しい。誤肢はいずれも残る分を含めているか、足し忘れがある。残る分を含めた全体は総肺気量と呼ばれ、肺活量とは別の量になる。
「肺活量」という言葉から肺の全部の空気を思い浮かべると、残る分を含めてしまう。測れるのは口から出入りした量だけなので、吐き出せない分は測りようがない。この一点で誤肢が消える。残る分を含めた全体を知るには、別の方法で測る必要がある。
呼吸の機能を調べる検査では、肺活量のほかに、思い切り吸ってから一気に吐いたときの最初の1秒間で吐けた割合も測る。この割合が下がるのが吐きにくい状態で、喘息やCOPDがあたる。肺活量そのものが下がるのが吸いにくい状態で、間質性肺炎があたる。年齢とともに胸郭が硬くなり呼吸に関わる筋の力も落ちるので、肺活量は減り、吐き出せない分は増える。
量の足し算を4つ並べ、含めてはいけない項を混ぜる。解法は、(1) 測れるのは口から出入りした分だけと確認、(2) 吐き出せない分を除く、(3) 3つの項がそろっているかを数える。
肺活量は1回換気量と予備吸気量と予備呼気量を足したもの。残気量は吐き出せないので含まれない。測れるのは口から出入りした分だけ、という一点で誤肢が消える。