成人のレム睡眠について正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
眠っているのに眼球が速く動く時期。正答は1。
レム睡眠を、脳波・筋の緊張・占める割合で言えるか。
睡眠は、脳波がゆっくりした波になる時期と、脳波が覚醒に近いのに体は深く眠っている時期に分かれる。後者では、まぶたの下で眼球が速く動くのが観察でき、この動きから名前が付いている。この時期は夢を見ることが多く、脳は活発に働いているのに、全身の筋の緊張はむしろ最も低くなる。夢の内容どおりに体が動かないのは、この緊張の低下があるためである。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも取り違えである。脳波にとがった波が出るのはてんかんなど異常なときの所見で、この時期の特徴ではない。占める割合は成人でおよそ20から25パーセントで、60パーセントということはない。筋の緊張は亢進ではなく最も低くなる。
脳が活発なのに体は動かない、という組合せが直感に反する。この時期は「脳は起きていて体は眠っている」状態と表現される。筋の緊張が抜けているからこそ、夢を見ても動き出さない。この抑えが働かないと、夢の内容に合わせて叫んだり手足を動かしたりする状態になる。
睡眠は一晩のうちに何度か周期を繰り返し、明け方に近づくほどこの時期が長くなる。夢の内容に合わせて動いてしまう状態は、レビー小体型認知症やパーキンソン病に先行して現れることがあり、早期の手がかりになる。眠りの深い時期には成長ホルモンが多く出る。深睡眠時の脳波は大きくゆっくりした波になり、平坦にはならない。
1つの睡眠の時期について、眼球・脳波・割合・筋の緊張を1肢ずつ並べる。解法は、(1) 名前の由来から眼球の動きを確認、(2) 脳と体の状態を分ける、(3) 数字を確認する。
レム睡眠では眼球が急速に動く。脳波の棘波は異常な所見、占める割合は60ではなく約20〜25パーセント、筋の緊張は亢進ではなく最も低くなる。脳は起きていて体は眠っている状態。