α運動ニューロンについて正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
1本の運動ニューロンと、それが受け持つ筋線維をまとめて運動単位という。正答は3。
筋を動かす太い運動ニューロンと、感度を調節する細い運動ニューロンを区別できるか。
筋を縮ませる指令を出す運動ニューロンは、脊髄の前角に細胞体があり、そこから伸びた線維が筋線維につながる。1本のニューロンは複数の筋線維を受け持ち、指令が出ればそれらが同時に縮む。この1本と受け持つ筋線維のまとまりを運動単位という。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも細い運動ニューロンや別の細胞の話である。細胞体があるのは脊髄の前角で、大脳皮質にあるのは指令を送り出す側の細胞である。筋の中の受容器に入っている細い筋を受け持ち、その感度を調節するのは細いほうの運動ニューロンで、太いほうではない。
太いほうと細いほうの役割を対で覚える。太いほうは力を出す筋線維を受け持ち、細いほうは受容器の中の筋を受け持って感度を調節する。この2つがそろって働くことで、筋が縮んでいる最中でも伸びを感じ取り続けられる。細胞体の位置も、脊髄の前角と大脳皮質を混同しない。
1本のニューロンが受け持つ筋線維の数は筋によって違い、指や眼のように細かい動きが要る筋では少なく、大腿のような大きな筋では多い。少ないほど細かい調節ができる。この細胞が傷むと、その受け持ちの筋線維がまとめて働かなくなり、筋が痩せて力が落ちる。筋萎縮性側索硬化症では上位と下位の両方が傷むため、痩せと反射の亢進が同時に見られる。
太いほうと細いほうの役割を混ぜ、細胞体の位置も入れ替える。解法は、(1) 細胞体が脊髄の前角にあると確認、(2) 太いほうは力を出す筋線維、細いほうは受容器の中の筋と割り当てる、(3) 運動単位の定義を確認する。
α運動ニューロンは運動単位を構成する。細胞体は大脳皮質ではなく脊髄前角、錘内筋線維を支配するのも筋紡錘の感度を調節するのも細いほうの運動ニューロン。太いほうと細いほうを対で覚える。