問37
ラングハンス巨細胞の由来はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
結核の結節で、大食細胞がいくつも融合してできる大きな細胞。正答は4。
肉芽腫を構成する細胞の由来を言えるか。
結核では、結核結節と呼ばれる肉芽腫ができる。中心はチーズのような黄白色の壊死で、その周りを大食細胞が変化した細胞の層が囲み、さらに外側をリンパ球が取り囲む。結核菌は中心の壊死の中で増え、大食細胞に取り込まれる。この大食細胞の一部は、いくつかの細胞が融合して核を多数持つ大きな細胞になる。これがラングハンス巨細胞である。したがって記述4が正しい。誤肢は由来が違う。膿を作る白血球、抗原を提示する細胞、リンパ球は、いずれもこの巨細胞のもとにはならない。
結核結節の構造を、中心から外へ順に描けるようにしておくと確実である。中心がチーズ状の壊死、その周りが変化した大食細胞の層、外側がリンパ球、という三重の構造で、巨細胞は大食細胞の層の中にできる。名前が人名なので由来を忘れやすいが、構造から導ける。
慢性の経過で肉芽腫を作る炎症は特異性炎と呼ばれ、その代表が結核である。梅毒では中心に壊死があり周りを大食細胞が囲むが、大食細胞の反応は結核ほど強くない。外層にリンパ球と形質細胞が目立ち、線維が豊富でゴムのような弾力を持つ塊になる。ハンセン病でも別の名の肉芽腫ができる。いずれも中心の壊死の性質と、周りの細胞の並びで見分ける。
細胞を4つ並べ、免疫に関わるものを混ぜる。解法は、(1) 結核結節の構造を描く、(2) 巨細胞がどの層にできるかを確認、(3) その層の細胞を選ぶ。
ラングハンス巨細胞はマクロファージ由来。結核結節で類上皮細胞が融合してできる多核巨細胞。好中球・樹状細胞・リンパ球からはできない。