問38
大腸癌のTNM分類を行う上で必要な情報はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
Mは遠くの臓器へ転移しているかどうか。正答は2。
進行度を表す3つの要素が何を指すかを言えるか。
腫瘍の増殖と広がりの程度を表す方法として、3つの文字を組み合わせた分類がある。1つ目は原発の腫瘍の大きさや深さ、2つ目は近くのリンパ節への転移の有無と数、3つ目は遠くの臓器への転移の有無である。3つ目は有るか無いかの二値で判定される。したがって、この分類を行うために必要な情報として記述2が正しい。誤肢は3つとも別の情報である。組織の型は顕微鏡で見た分類、静脈への侵入の有無は病理の所見として別に記載されるもの、腫瘍がある部位は場所の情報で、いずれも3要素には含まれない。
どれも癌の診断書に書かれる情報なので、必要かどうかで選ぶと迷う。3つの文字がそれぞれ何を指すかを言えれば即答できる。原発の大きさ、近くのリンパ節、遠くの臓器、という3段構えで覚える。
3つの数字の組み合わせから、進行の段階が0から4までに決まる。世界で医療の水準をそろえるために作られたもので、患者が別の病院へ移っても診断が一貫することに実務上の意味がある。腫瘍の広がりを表す別の方法として、胃の癌では肉眼で見た形による分類も知られている。癌の転移には、血管を通るものとリンパ管を通るものがあり、胸腔や腹腔の膜の上に多数の結節をつくる形の広がりもある。
癌の情報を4つ並べ、3要素以外を3つ置く。解法は、(1) 3つの文字が指すものを書く、(2) 各肢を照合、(3) 3要素に含まれるものを選ぶ。
TNM分類に必要なのは遠隔転移の有無。TとNは原発腫瘍の大きさと所属リンパ節転移。組織型・静脈侵襲・部位は3要素に含まれない。