問39
月経異常について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
月経の前に出る症状は、月経が始まると消える。正答は4。
月経に関わる異常を、定義と経過で言い分けられるか。
月経が始まる前の数日から症状が現れ、月経の開始とともに軽くなって消えるものを月経前症候群という。いらだち、気分の落ち込み、乳房の張り、頭痛、むくみなどが挙げられる。したがって記述4が正しい。誤肢は定義が違う。授乳中に月経が来ないのは、いったん始まった月経が止まる側にあたる。運動が過ぎると月経が止まったり量が減ったりする方向に働く。月経が止まっている状態では出血が無いので、鉄が失われることによる貧血は起こらない。
一度も月経が来ないものと、始まっていたものが止まるものを分ける。前者が原発性、後者が続発性である。授乳、強い運動、極端な減量、強いストレスはいずれも後者を起こす。量の異常についても、多いのか少ないのか、周期が短いのか長いのかを軸で分ける。
月経の異常は、量、周期、期間の3つの軸で分類される。周期が24日以下を頻発、39日以上を希発、期間が2日以下を過短、8日以上を過長、3か月以上止まっているものを無月経という。周期の後半は約14日でほぼ一定で、変動するのは前半である。周期が長くなるのは、月経から排卵までが延びるためで、その多くは視床下部から下垂体へ至る系の分泌の異常による。
月経の異常を4つ並べ、定義と経過を誤らせる。解法は、(1) 原発性と続発性を分ける、(2) 量と周期の軸を確認、(3) 経過が合うものを選ぶ。
正しいのは「PMSの症状は月経が始まると消失する」。授乳は続発性無月経、運動過多は月経が止まる方向、無月経では鉄欠乏性貧血は起こらない。