問41
呼吸器疾患と症状の組合せで最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
肺の間質が硬くなる病気では、痰の出ない乾いた咳が続く。正答は1。
疾患ごとに特徴的な咳や痰、呼吸困難の出方を対応づけられるか。
呼吸器の病気は、咳の性質、痰の有無と色、呼吸が苦しくなる場面で見分ける。肺の間質が硬くなる病気では、気道からの分泌が増えないため痰の出ない乾いた咳が続き、聴診では細かく断続する音が聞かれる。したがって記述1が正しい。誤肢は組み合わせが違う。細菌による肺炎では膿のような痰が出る。喘息の咳と発作は夜から明け方に強い。慢性に気道が狭くなる病気では、体を動かしたときに息が切れる形で進み、発作性ではない。
痰の性質は原因を推し量る手がかりになる。細菌によるものは黄色や緑色の膿のような痰、ウイルスによるものや間質の病気では痰が少ない。発作性の呼吸困難は喘息と心不全で見られ、慢性に気道が狭くなる病気では動いたときの息切れが中心になる。
聴診では、肺炎ではブツブツという水泡のような音、間質の病気ではパリパリという細かい断続音、喘息ではヒューヒュー、ピューピューという連続音が聞かれ、診断に有用である。副雑音は、連続性か断続性か、高いか低いか、粗いか細かいかで分類され、それぞれ対応する疾患がある。咳の性質、痰、聴診所見を組み合わせると絞り込みが速い。
疾患と症状を組で並べ、痰や咳の出方を入れ替える。解法は、(1) 各疾患の分泌と気道の状態を書く、(2) 咳と痰の性質を導く、(3) 一致する組を選ぶ。
最も適切な組合せは間質性肺炎と乾性咳嗽。細菌性肺炎は膿性痰、喘息は夜間から早朝の咳、COPDは労作時呼吸困難。