問43
尿所見と病態の組合せで正しいのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
食べていないと脂肪が使われ、その分解産物が尿に出る。正答は4。
尿の所見と、それを起こす体の状態を対応づけられるか。
糖が使えない状態や、そもそも糖が入ってこない状態では、体は脂肪を分解してエネルギーを得る。その過程でできる物質が血中に増え、尿にも出る。飢餓はこの状態にあたる。したがって記述4が正しい。誤肢は組み合わせが違う。前立腺が大きくなると尿が出にくくなり、量が増えるわけではない。脱水では尿が濃くなるので比重は上がる。尿に糖が出るのは血糖が高い状態で、甲状腺の働きが落ちた状態ではない。
尿の所見は、体が何を余らせ、何を捨てているかの反映である。糖が余れば糖が出て、脂肪を使えばその分解産物が出て、水が足りなければ濃くなる。原理から考えると、組み合わせの入れ替えを見抜ける。
尿の検査では、量、色、比重、蛋白、糖、潜血、ケトン体、沈渣を見る。比重は体の水分の状態を反映し、脱水では上がり、水を多く摂れば下がる。糖が出るのは血糖がある値を超えたときで、糖尿病のほか、妊娠中や腎臓の再吸収の閾値が低い人でも見られる。脂肪の分解産物が増えると血液が酸性に傾き、深く大きい呼吸が現れる。
尿所見と病態を組で並べ、向きを逆にする。解法は、(1) 各所見が何を反映するかを書く、(2) 病態でその向きを確認、(3) 一致する組を選ぶ。
正しい組合せはケトン体陽性と飢餓。前立腺肥大は排尿困難、脱水では比重が上がり、尿糖は血糖が高い状態で出る。