問45
登はん性起立がみられるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
腰と腿の筋が弱く、自分の体を手でよじ登るようにして立つ。正答は1。
起立の仕方から、どの筋が弱っているかを導けるか。
床から立ち上がるときは、腰と腿の筋の力で体を持ち上げる。この筋が弱いと持ち上げられないので、いったん四つばいになり、手を床から膝、腿へと順に置き換えて、自分の体をよじ登るようにして立つ。この起き方が登はん性起立で、腰と腿の筋が徐々に弱っていく病気で見られる。したがって記述1が正しい。誤肢は障害の性質が違う。神経と筋の接ぎ目が傷む病気は疲れやすさが主で、脊髄の中心が傷む型は上肢が重い麻痺、生まれつきの脳の病変による麻痺は硬さを伴う。
名前が動作をそのまま表しているので、動きを思い浮かべれば導ける。手を膝から腿へ置き換えて登る、という動作は、体幹に近い筋が弱いことの現れである。ふくらはぎが硬く太く見えるのに力が入らない、という所見と合わせて覚える。
起立と歩行の検査には、片脚で立つもの、足を一直線に並べて歩くもの、つま先で歩くもの、踵で歩くもの、目を閉じて立つもの、そしてこの起き方を見るものがある。目を閉じたときにふらつきが強まるのは、深い感覚が失われていることを示す。歩き方では、体を左右に振るように歩く形が、体幹に近い筋の弱りを示す手がかりになる。
疾患を4つ並べ、障害の性質で選ばせる。解法は、(1) 動作から弱っている筋を導く、(2) 各疾患の障害の性質を書く、(3) 一致するものを選ぶ。
登はん性起立がみられるのはデュシェンヌ型筋ジストロフィー。腰帯の筋が弱く体をよじ登るようにして立つ。重症筋無力症は易疲労、脊髄損傷と脳性麻痺は麻痺が主。