問46
原因療法として正しいのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
足りないものを補って病気そのものを断つ。正答は1。
原因に働きかける治療と、症状を和らげる治療を分けられるか。
治療は、病気の原因そのものに働きかけるものと、現れている症状を和らげるものに分けられる。ビタミンの一つが足りないことで起こる病気に、そのビタミンを補うことは、原因を取り除く治療にあたる。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも症状を和らげる治療である。咳を止める薬、熱を下げる薬、痛みを止める薬は、いずれも原因そのものには働きかけない。細菌による感染には抗菌薬、骨折には整復と固定が原因への治療にあたる。
薬を使えば原因療法、というわけではない。その薬が原因を断つのか、症状を抑えるだけなのかで分ける。抗菌薬は原因の細菌を叩くので原因への治療、解熱薬は熱という症状を下げるだけなので症状への治療である。同じ病気でも、両方を並行して行うことが多い。
治療を正しく行うには、病態を正しく捉え、正しい診断を下すことが前提になる。さらに、その病気が自然にどう経過するか、予後がどうかも把握する必要がある。自然の経過は病気によって違い、急に発病して急に治るもの、急に進んで死に至るもの、慢性に進むものなどに分かれる。原因が分からない段階では、症状を和らげながら診断を進める。
治療を4つ並べ、対症療法を3つ置く。解法は、(1) その治療が原因を断つかを判定、(2) 症状を抑えるだけのものを外す、(3) 残るものを選ぶ。
原因療法は脚気に対するビタミンB1投与。鎮咳薬・解熱薬・鎮痛薬はいずれも対症療法。原因を断つかどうかで分ける。