帯状疱疹について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
帯状疱疹はワクチンで予防できる。正答は3。
帯状疱疹と水痘の関係、発疹の分布、法的な位置づけ、予防を言えるか。
水痘のウイルスは、初回感染で水痘(みずぼうそう)を起こしたあと、脊髄後根神経節に潜んで一生残る。加齢、過労、ストレス、悪性腫瘍、免疫抑制薬などで免疫が落ちると再び活動を始め、その神経節が支配する皮膚分節に沿って発疹と痛みを起こす。これが帯状疱疹である。予防には50歳以上を対象とした帯状疱疹ワクチンがあり、発症と帯状疱疹後神経痛のリスクを下げる。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも誤り。帯状疱疹は感染症法の5類感染症の全数把握対象ではない(届出義務のある疾患ではない)。ウイルスの初回感染で起こるのは水痘で、帯状疱疹は再活性化によるもの。発疹は片側の1〜2神経分節に沿って帯状に出るのが特徴で、左右対称には出ない。
「帯状」という名前が示すとおり、片側の神経分節に沿って帯のように出るのが最大の特徴。正中を越えないので、左右対称という記述は定義に反する。水痘と帯状疱疹が同じウイルスの初回感染と再活性化であるという関係も、必ず対で覚える。
皮疹が治っても痛みが3か月以上残るものを帯状疱疹後神経痛といい、高齢者ほど残りやすい。免疫不全や播種性の帯状疱疹は空気感染の対策対象になる。鍼灸は皮疹が消退した後の神経痛が対象で、罹患神経分節の夾脊穴や肋間に沿った局所穴、対応する背部兪穴を用いる。急性期の水疱がある時期は皮膚を傷つけないよう直接の刺鍼を避ける。
1疾患について、法的分類・発症機序・予防・発疹の分布を1肢ずつ並べる。解法は、(1) 疾患名から発疹の分布を導く、(2) 初回感染と再活性化を区別、(3) ワクチンの有無を確認する。
帯状疱疹はワクチンで予防できる。届出対象の5類感染症ではなく、初回感染で起こるのは水痘、発疹は左右対称ではなく片側の神経分節に沿って帯状に出る。