パニック障害について正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
パニック発作は場所や時間に関係なく突然起こる。正答は1。
発作の起こり方・対処・持続時間・治療を、社交不安障害と区別して言えるか。
パニック障害の発作は、きっかけがはっきりしないまま突然起こるのが特徴である。電車の中でも自宅でも、昼でも夜でも起こりうる。動悸、発汗、震え、息苦しさ、胸の不快感、めまい、死んでしまうのではないかという恐怖が数分でピークに達し、多くは20〜30分以内に治まる。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも誤り。発作時の呼吸困難は過換気によるもので、血中の二酸化炭素はむしろ下がっているため酸素投与は必要ない。胸痛を含む症状は数時間続くものではなく、数十分で治まる。治療は選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの薬物療法と認知行動療法の組合せで、薬物療法は有効である。
パニック発作の胸痛や動悸は心疾患と紛らわしい。初回や非典型的な場合は、心筋梗塞・不整脈・肺塞栓・甲状腺機能亢進症・低血糖などの身体疾患の除外が先。除外が済んでいることを確認したうえで、心因性として扱う。順番を逆にしない。
パニック障害は、発作の反復に加えて予期不安と広場恐怖が伴い、生活の範囲が狭まる。過換気により血中の二酸化炭素が下がると、手足のしびれやテタニーが起こることがある。かつて行われた紙袋再呼吸法は低酸素の危険があるため現在は推奨されない。施術所で発作が起きたら、安全な体位で見守り、呼吸を整えるよう声をかける。
1疾患について、誘因・対処・持続・治療を1肢ずつ並べる。解法は、(1) 状況依存かどうかを確認、(2) 過換気の病態から対処の適否を判断、(3) 持続時間を確認、(4) 治療の有効性を確認する。
パニック発作は場所や時間に関係なく突然起こる。呼吸困難は過換気なので酸素投与は要らず、胸痛は数時間続かず、薬物療法は有効。特定の状況で起こるのは社交不安障害。