糖尿病による細小血管障害はどれか。
正答:3
正答:3
糖尿病性腎症による慢性腎臓病は、細い血管が傷んで起こる細小血管障害。正答は3。
糖尿病の合併症を、細小血管障害と大血管障害に振り分けられるか。
糖尿病の合併症は、傷む血管の太さで2群に分かれる。細小血管障害は毛細血管など細い血管が高血糖で傷むもので、網膜症・腎症・神経障害の3つ(三大合併症)がこれにあたる。頭文字をとって「しめじ(神経・目・腎臓)」と覚えられることもある。糖尿病性腎症が進むと慢性腎臓病となり、透析導入の原因の上位を占める。したがって慢性腎臓病が細小血管障害。大血管障害は動脈硬化が進んで太い血管が詰まるもので、脳梗塞・心筋梗塞・下肢閉塞性動脈疾患がこれにあたる。誤肢の3つはいずれもこの大血管障害である。
合併症の名前を並べられると、どれも糖尿病で起こるので迷う。分け方は血管の太さ一点で、細小血管=網膜・腎・神経、大血管=脳・心・下肢。細小血管障害は糖尿病に特有だが、大血管障害は高血圧や脂質異常症でも起こる、という違いも押さえておく。
糖尿病性神経障害は最も早く現れ、足のしびれや感覚の鈍麻から始まる。感覚が鈍いと足の傷や熱傷に気づかず、血流障害も加わって糖尿病性足病変に至る。鍼灸では、糖尿病のある人の足に灸や強い刺鍼を行う際、熱傷と感染のリスクを踏まえて慎重に扱う。網膜症は自覚症状が出にくいため定期的な眼底検査が必要で、進行例では運動や強い刺激で眼底出血を起こすことがある。
糖尿病の合併症を4つ並べ、1つだけ血管の太さが違うものを置く。解法は、(1) 細小血管障害の3つを思い出す、(2) 残りを大血管障害と判断、(3) 問われた群に一致するものを選ぶ。
糖尿病による細小血管障害は慢性腎臓病(糖尿病性腎症)。脳梗塞・心筋梗塞・下肢閉塞性動脈疾患はいずれも大血管障害。血管の太さで2群に分ける。