痙縮について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
筋が硬くなるのは、脳から脊髄までの経路が傷んだとき。正答は3。
筋が硬くなる状態を、原因の場所と性質の両面から言えるか。
脳から脊髄へ下りる運動の経路が傷むと、その下流を抑えていた仕組みが外れ、腱を叩いたときの反射が強まり、筋の緊張も高まる。この状態が続くと筋はしだいに短くなり、関節が動く範囲は狭くなる。脳卒中では、発症してすぐの時期は筋が緩んでいるが、しだいにこの硬い状態へ移っていく。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも別の状態を指している。パーキンソン病で見られる硬さは別の型で、この病気に限られたものではない。関節を他人が動かしたときにカクカクと引っかかる感じは、パーキンソン病で見られる硬さの特徴である。関節が動く範囲は広がるのではなく狭くなる。
筋の硬さには2つの型があり、どちらも「硬い」と表現されるので混ざる。片方は速く動かすと強く抵抗が出て途中で急に抜ける型、もう片方は動かす速さによらず一定の抵抗が続き引っかかる型である。前者は脳から脊髄への経路の傷み、後者はパーキンソン病で見られる。
脳卒中では、発症してすぐは筋が緩んだ麻痺だが、しだいに硬さを伴う麻痺へ移る。この時期には肩、手指、足に関節が固まりやすく、動かす訓練と硬さを抑える手立てを組み合わせる。硬さを抑えるには、伸ばす運動、硬さを和らげる薬、神経に作用する注射がある。硬さは常に敵とは限らず、立つときに脚を支える助けになることもあるため、一律に消すのではなく生活に合わせて調整する。
性質と原因を混ぜて4つ並べ、別の型の硬さの特徴を1つ入れる。解法は、(1) 2つの型の違いを書き出す、(2) 原因の場所を当てる、(3) 可動域の向きを確認する。
正しいのは「上位運動ニューロン障害によって生じる」。歯車現象はパーキンソン病の固縮、可動域は拡大ではなく制限される。パーキンソン病に特有の症状でもない。