二分脊椎について正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
生まれつき脊髄に障害があり、両脚の麻痺と排尿排便の障害が出る。正答は1。
生まれつきの病気であること、合併するもの、高さと重さの関係を言えるか。
二分脊椎は、背骨の後ろ側が生まれつき閉じきらず、脊髄やその膜が外へ出たり傷ついたりする病気である。生まれつき脊髄の障害を伴い、両脚の麻痺と変形、そして膀胱と直腸の障害を示す。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも「ない」と断じている点が誤りである。頭に水が溜まる状態を伴うことがあり、その場合は管を入れて逃がす処置が必要になる。病変が高い位置にあるほど障害される脊髄の範囲が広くなるので、障害は重くなる。背中の皮膚に毛が生えている、へこみがある、脂肪の塊があるといった変化を伴うことも多く、それが発見の手がかりになる。
「〜することはない」と書かれた肢が3つ並ぶ設問である。合併症を全部覚えていなくても、医学で「絶対にない」と言い切れることは少ないという性質から、絞り込みが効く。ただし本番では、残った1つが本当に正しいかを内容で確かめる。
下肢の麻痺は損傷の高さで残る機能が変わり、装具や車椅子の選び方に直結する。膀胱の障害では尿が腎臓へ逆流して腎機能を損なうことがあるため、自分で管を入れて尿を出す方法を身につけることが生活の柱になる。感覚が鈍い部位には褥瘡や熱傷が起こりやすく、皮膚の点検が欠かせない。小児期からの長い経過をたどるので、成長に合わせた対応が必要になる。
「〜することはない」を3つ並べる。解法は、(1) 言い切りの肢を疑う、(2) 合併する可能性のあるものを思い出す、(3) 残った肢の内容を確かめる。
正しいのは「先天的に発症する脊髄疾患である」。水頭症を合併しうる、高位ほど障害は重い、皮膚病変を合併しうる、といずれも「ない」と断じた肢が誤り。