問74
職種と主な業務内容の組合せで正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
日常の道具を使いやすく作り変えるのは作業療法士。正答は3。
職種の業務の境目、とくに「処方する人」と「作る人」を分けられるか。
作業療法士は、日常の生活動作の訓練を担い、食事や着替えがしやすくなるように道具へ助言を与えたり、その人に合わせた道具を作ったりする。したがって記述3が正しい。誤肢は担当が入れ替わっている。飲み込みの訓練は言語聴覚士が担い、管理栄養士は食事の内容と栄養の管理を担う。装具を処方するのは医師で、義肢装具士はその指示を受けて製作と適合を行う。入浴の介助は介護職や看護職が担い、ケアマネジャーは介護保険の計画を立てる職である。
「処方」と「製作」の区別が最大の分かれ目である。医療の場では、何を使うかを決めるのは医師、それを形にするのが技術職という役割分担になっている。この構造は義肢装具に限らず、薬でも同じである。名前に「装具士」と付いていても処方はしない。
補装具には、装具、杖、その人に合わせた道具、車椅子、義肢が含まれる。作業療法では上肢に関わるものを主に扱い、理学療法では立って歩くことに関わるものを主に扱う。実際には職種が重なって関わることも多いが、試験では代表的な担当で問われる。飲み込みの訓練は多くの職種のチームで行うが、中心となるのは言語聴覚士である。
職種と業務を組で並べ、隣接する職種の業務を当てる。解法は、(1) 各職種の代表的な業務を書き出す、(2) 「決める人」と「作る人」を分ける、(3) 正しい組を選ぶ。
正しい組合せは作業療法士と自助具作製。嚥下訓練は言語聴覚士、装具処方は医師、入浴介助は介護職。「決める人」と「作る人」を分けて考える。