下肢切断後の幻肢痛で正しいのはどれか。
正答:1
正答:1
失った手足を感じる現象は、大脳の感覚が未熟な幼い子には起こらない。正答は1。
起こる年齢、経過、治療の効きにくさを正しく言えるか。
切断のあと、失われた手足がまだ残っているような感覚が続くことがあり、これは大脳に残った体の感覚と考えられている。上肢の切断で多く、しだいに短くなって一般に数か月で消えるとされる。6歳以下では生じないといわれ、大脳の体の感覚がまだ十分に育っていないためと説明される。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも経過や治療の効き方が違う。創が治ったから消えるものではなく、痛みは耐え難いこともあって鎮痛薬が効きにくい。予防と治療には、痛みが引くのを待つのではなく、早い時期から断端の訓練と義肢の装着を始めるのが最もよいとされている。
痛いのだから痛みが取れてから義肢を着けるべきだ、と考えると外す。実際には逆で、早く着けることが痛みへの対処になる。感じている手足の指が強く曲がった位置のまま動かないという訴えが多く、義肢を着けることで大脳が受け取る情報が変わることが助けになると考えられている。
失った手足を感じること自体は、義肢を着けるときの手がかりになるという利点もある一方、義肢を着けていないときに生活動作を妨げたり、あると思って踏み出して転んだりする不利益もある。切断後の合併症には、このほか腫れ、切られた神経の先にできる腫瘤による痛み、断端の皮膚の問題がある。腫瘤による痛みは、皮下や骨のそばにあると刺激されて治りにくい。
経過と治療の効き方を4つ並べ、直感に合う誤りを混ぜる。解法は、(1) 年齢の条件を思い出す、(2) 自然経過を確認、(3) 早期装着が原則である点を当てる。
正しいのは「小児では出現しにくい」。創の治癒で消えるものではなく、鎮痛薬は効きにくい。痛みが引くのを待たず早期に義肢を装着するのが原則。