関節リウマチにみられる最も特徴的な症状はどれか。
正答:4
正答:4
左右そろって腫れるのがこの病気の特徴で、首のずれも特徴的な変形。正答は4。
変形の一覧と、腫れ方の左右差という性質の両方を判断できるか。
関節リウマチは関節を包む膜の炎症が続く病気で、腫れは左右そろって現れるのが特徴である。関節が壊れると部位ごとに決まった変形が生じ、首では一番上の2つの椎骨の間がずれる。この変形は関節リウマチに特有のもので、進むと脊髄が押されるため最も注意を要する。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも当てはまらない。足が内へ倒れてつま先が下を向く形は硬さを伴う麻痺で生じ、関節リウマチの足は外へ倒れた扁平足になる。腫れが左右そろわないのは別の関節炎の特徴で、この病気では左右そろう。膝が内側へ湾曲する形は変形性の膝関節症で見られ、関節リウマチの膝は外側へ開く。
腫れる関節の左右差は、関節リウマチとそれ以外の関節炎を分ける手がかりとしてよく使われる。手足の小さい関節が左右そろって腫れ、朝に手がこわばるという組み合わせが典型である。この性質を押さえていれば、変形の一覧を全部覚えていなくても2の肢を外せる。
講義では、関節リウマチが目に見える関節に注意が向きやすいが、実際は全身の疾患であることが強調される。全身の症状として、疲れやすさ、だるさ、食欲の低下、体重の減少、貧血、37度台の微熱が続くことが挙げられる。楽になる時期と悪くなる時期を繰り返しながら、だんだん進んでいく。女性に多く、変形を伴って進むため、心理的な支えも重要になる。診断の基準としては、朝のこわばりが1時間以上続くこと、3か所以上の関節の腫れ、手の指の関節の腫れ、左右対称性、皮下の結節、血液検査の因子、エックス線の所見が挙げられる。左右そろって腫れることは、この基準の中にも項目として置かれている。首のずれは見た目に出にくいが、進むと脊髄が押されるため最も注意を要する。
変形と性質を混ぜて4つ並べ、他の疾患の変形と、性質を逆にした肢を置く。解法は、(1) 左右差の性質を確認、(2) 部位ごとの変形の向きを照合、(3) この病気に特有のものを選ぶ。
最も特徴的なのは環軸関節亜脱臼。腫れは対称性で非対称ではなく、膝は外反で〇脚ではなく、足は外反扁平足で内反尖足ではない。