閉塞性換気障害を呈する疾患はどれか。
正答:2
正答:2
息の通り道が狭くなって吐きにくくなるのが閉塞性。正答は2。
換気障害の2つの型を、どこが障害されるかで分けられるか。
呼吸器の病気による換気の障害は、主に息の通り道が狭くなって起こる閉塞性の型と、肺や胸郭が広がりにくくなって起こる拘束性の型に分かれる。気管支喘息は、気道が狭くなって息が吐きにくくなる病気なので、閉塞性の型にあたる。したがって記述2が正しい。誤肢の3つは、いずれも肺や胸郭が広がりにくくなる型である。極端な肥満では胸郭と横隔膜の動きが妨げられ、間質性の肺炎では肺が硬くなって広がりにくくなり、神経と筋の接ぎ目の病気では呼吸に使う筋の力が落ちる。
病名から型を当てようとすると迷う。「息の通り道が狭いのか」「肺や胸が広がらないのか」という2つの問いに置き換えると、神経や筋の病気、極端な肥満、肺が硬くなる病気がすべて後者にまとまる。前者に入るのは、気道そのものが狭くなる病気である。
講義では、換気の障害を換気扇にたとえて説明する。閉塞性は文字どおり塞がる方向で、痰などの分泌物によって気道が狭くなる場合と、気道そのものが潰れてしまう場合があり、その先の肺胞とのガスの交換が進まなくなる。拘束性は、和服の帯をきつく締めたときのように胸郭が広がらなくなる状態にたとえられる。両方が混ざった混合性もある。呼吸器のリハビリテーションは、この換気を良くすることが最大の目的で、痰を出しやすい姿勢をとらせる方法、腹式の呼吸の訓練、持久力の訓練、口をすぼめて吐く呼吸などが用いられる。胸式の呼吸は浅くなるので、横隔膜を働かせる腹式の呼吸を指導する。
疾患を4つ並べ、拘束性を3つ入れる。解法は、(1) 気道が狭いか肺が広がらないかを問う、(2) 各疾患を振り分ける、(3) 前者を選ぶ。
閉塞性換気障害を呈するのは気管支喘息。高度肥満症・間質性肺炎・重症筋無力症はいずれも肺や胸郭が広がりにくくなる拘束性の型。