天癸が化生され、生殖機能が備わる生理物質はどれか。
正答:3
正答:3
精(特に腎精)が充実すると天癸が化生され、生殖機能が備わる。女子は二七(14歳)、男子は二八(16歳)で天癸至り、月経・精通が始まる。正答は精。
精の生理作用(生殖・成長発育・滋養・血や気への化生・神の維持)のうち、天癸との関係を知っているか。
精は生命活動の基本物質で、先天の精(父母から受け継ぎ腎に蔵される)と後天の精(水穀の精微)からなる。腎精が充実して一定の段階に達すると天癸という生殖を可能にする物質が化生され、衝脈・任脈が通じて女子は月経が始まり妊娠が可能になり、男子は精通が起こる。腎精が衰えて天癸が尽きると閉経し、生殖機能が失われる。気・血・津液(水)は精から、あるいは水穀から化生される生理物質で、天癸を直接化生するのは精。
精血同源(精は血に化し、血は精を養う)から血を選びやすいが、天癸は腎精の充実で化生される。女子七の倍数・男子八の倍数の生理変化(天癸至る・衝任通じる・天癸竭く)は腎気・腎精の盛衰として出題される。
『素問』上古天真論では、女子は七歳で腎気盛ん、二七で天癸至り任脈通じ太衝脈盛んで月事時に下り子あり、七七で任脈虚し太衝脈衰え天癸竭きて地道通ぜず。男子は八歳で腎気実し、二八で腎気盛ん天癸至り精気溢瀉、八八で天癸竭く。精の作用は生殖、成長発育、滋養、血・気への化生、神の維持で、腎精不足は不妊・発育遅延・早老・腰膝酸軟・耳鳴・健忘を起こす。
生理物質4つを並べ、天癸という語の出所(精・腎)を知っているかだけを問う。解法は、(1) 天癸=生殖を可能にする物質、(2) 生殖を主るのは腎精、(3) 精。
精は先天の精と後天の精からなる生命活動の基本物質で、腎に蔵される。腎精が充実すると天癸が化生され、衝任が通じて生殖機能が備わる(女子14歳・男子16歳)。精が衰え天癸が尽きると生殖機能を失う(女子49歳)。気・血・津液は精や水穀から化生される別の生理物質で、天癸を化生するのは精。