問98
三毒説に直接関係するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
三毒説は食毒・血毒・水毒の3つの毒を病の根とする日本漢方の病因論。飲食の不摂生(飲食不節)は食毒を生む直接の原因。正答は3。
三毒(食毒・血毒・水毒)の3つと、それぞれを生む原因(飲食不節→食毒、打撲・瘀血→血毒、水分停滞→水毒)の対応を知っているか。
三毒説では、飲食の過不足や偏り(飲食不節)で消化されずに滞った食毒、血の流れが滞ってできた血毒(瘀血)、水分代謝の失調で停滞した水毒の3つが病を生むとみる。したがって飲食不節は食毒の直接の原因で三毒説に関係する。房事過多は腎精を消耗させる不内外因、七情の失調は内因、労倦は不内外因で、いずれも中医学の病因分類の語であり三毒の直接の原因として挙げられない。第32回では同じ枠で打撲(血毒)が問われている。
中医学の病因分類(外因・内因・不内外因)では飲食不節・房事過多・労倦はすべて不内外因に入り、七情は内因。三毒説は別系統なので、設問が三毒説を指定したら食・血・水への対応で選ぶ。
日本の伝統医学の病因論には、一気留滞説、万病一毒説、気血水説、三毒説などがある。三毒説は食毒・血毒・水毒で、治法は消食・駆瘀血・利水に対応する。国家試験では、三毒の3つの名称と、飲食不節→食毒、打撲(瘀血)→血毒、浮腫・水分停滞→水毒の対応が問われる。
中医学の不内外因を3つ並べて紛らわせ、三毒に直結する飲食不節を選ばせる。解法は、(1) 三毒=食・血・水、(2) 食毒の原因=飲食不節。
三毒説は日本漢方の病因論で、飲食の不摂生による食毒、血の滞りによる血毒、水分代謝失調による水毒の3つを病の根とする。飲食不節は食毒の直接の原因。房事過多・労倦は不内外因、七情の失調は内因で、中医学の分類の語。同じ枠で第32回は打撲(血毒)が問われた。