四診法で発汗を診ることができないのはどれか。
正答:2
正答:2
『難経』六十一難は望診を神、聞診を聖、問診を工、切診を巧と呼ぶ。発汗は望診(汗の有無・皮膚の湿り)、問診(汗の出方を聞く)、切診(触れて湿り・冷たさを診る)で診られるが、声や臭いを聞く聞診(聖技)では診られない。正答は2。
神聖工巧と望聞問切の対応を知り、各診法で何が診られるかを発汗に当てはめられるか。
四診は望診(見る:神・色・形・態・舌)、聞診(聞く・嗅ぐ:声・呼吸・臭い)、問診(問う:寒熱・汗・頭身・二便・飲食・睡眠など)、切診(触れる:脈・腹・経穴・皮膚)。『難経』六十一難は「望んで知るを神、聞いて知るを聖、問うて知るを工、切して知るを巧という」と格付けした。発汗は、望診で額や皮膚の汗を見る、問診で自汗か盗汗か・部位・量を問う、切診で皮膚の湿りや冷汗を触れて診ることができるが、聞診は声の強弱・呼吸音・咳・体臭や口臭を対象とし、発汗そのものは聞診では診られない。
神聖工巧の順と望聞問切の順をずらさないこと(神=望、聖=聞、工=問、巧=切)。聞診は「聞く」だけでなく「嗅ぐ」も含む。汗は問診の十問の一つ(寒熱・汗・頭身・二便・飲食・胸腹・耳目・睡眠・既往・婦人)として重要。
汗の問診では、自汗(日中・動くと出る、気虚・陽虚・表虚)、盗汗(寝汗、陰虚)、大汗(実熱・亡陽)、戦汗(悪寒戦慄の後の発汗、邪正抗争の転機)、絶汗(油汗、亡陽)、手足心汗(陰虚・脾胃湿熱)、無汗(表実・津液不足)を区別する。望診では汗の部位、切診では皮膚の湿潤・冷汗を確かめる。
四診の別名(神聖工巧)で出題し、対応を覚えていないと解けない。解法は、(1) 神聖工巧=望聞問切、(2) 発汗を診られない診法=聞診、(3) 聖技。
『難経』六十一難は望診を神、聞診を聖、問診を工、切診を巧と呼ぶ。発汗は望診で見て、問診で自汗か盗汗かなどを問い、切診で皮膚の湿りを触れて診られる。聞診は声や呼吸音、臭いを対象にするので発汗は診られない。したがって発汗を診ることができないのは聖技(聞診)。