問108
奇経八脈について最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
奇経は固有の経穴をもたず、正経の穴を借りて交わる。正答は4。
奇経八脈が正経十二経脈とどう違うかを、経穴の持ち方から説明できるか。
奇経八脈のうち督脈と任脈を除く6脈は固有の経穴をもたず、正経十二経脈の2つ以上の経脈にまたがって経穴を連ねて存在する。つまり正経十二経脈と交わることで成り立っている。したがって記述4が最も適切である。誤肢は3つとも当てはまらない。奇経は正経とは別の道を行くもので、正経のような手足の三陰三陽という規則性をもたない。属絡の関係は正経十二経脈と臓腑の間にあるもので、督脈と任脈の間の関係ではない。表裏の関係も正経十二経脈について定められるものである。
督脈と任脈だけは固有の経穴をもち、正経十二経脈と合わせて十四経脈と呼ばれる。残る6脈は他経の穴を借りるので、経穴の一覧にも独立した項目がない。督脈・任脈と他の6脈を分けて考える。
奇経にはそれぞれ主治穴(宗穴)があるが、その奇経上にある経穴が宗穴であるとは限らない。奇経療法には、手足にある上下2穴の主治穴を組み合わせて治療する方法などがある。診断は、奇経の発する症状、切経、宗穴の反応、重要穴の反応、脈診などを行って決定する。陽維脈は陽の経脈すべてと、陰維脈は陰の経脈すべてとつながっている。
奇経の性質を4つ並べ、正経の性質を混ぜる。解法は、(1) 属絡・表裏が何について定められるかを確認、(2) 奇経が経穴をどう持つかを思い出す、(3) 正経との関わり方を述べたものを選ぶ。
最も適切なのは「正経十二経脈と交会している」。奇経は督脈・任脈を除いて固有の経穴をもたず、正経の穴を借りて存在する。