問109
募穴について最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
募穴は背部兪穴と陰陽表裏の関係にある。正答は1。
募穴と背部兪穴の性質を、位置と関係で言い分けられるか。
募穴は臓腑の気が多く集まるところで、すべて陰の部である胸腹部にある。これに対して背部兪穴は臓腑の気が注ぐところで、すべて陽の部である背腰部の足の太陽膀胱経上にある。この2つは陰陽表裏の関係にあり、臓腑の診断と治療を行う経穴として重要とされる。したがって記述1が最も適切である。誤肢は背部兪穴の性質か、成り立たない条件である。臓腑の気が注ぐのは背部兪穴、臓と腑のどちらかに偏るという定めはなく、募穴は必ずしも同名の臓腑の経脈上にあるとは限らない。
集まると注ぐは似ているが、教科書では募穴が集まる、背部兪穴が注ぐと書き分けられている。位置も、募穴が胸腹部で陰、背部兪穴が背腰部で陽と対になっている。対で覚えると取り違えにくい。
背部兪穴は臓腑にそれぞれ1つずつあり、厥陰兪以外は臓腑名と同じ名前が付けられている。五兪穴の兪穴と区別する意味から背部兪穴と呼ぶ。募穴で同名の臓腑の経脈上にないものの例としては、小腸の募穴である関元と胃の募穴である中脘がいずれも任脈上にあり、心包の募穴である膻中も任脈上にある。
募穴と背部兪穴の性質を入れ替えて並べる。解法は、(1) 集まる・注ぐの書き分けを思い出す、(2) 陰陽の部を確認、(3) 表裏の関係を述べたものを選ぶ。
募穴について最も適切なのは「背部兪穴と表裏関係にある」。気が注ぐのは背部兪穴、募穴は同名の経脈上にあるとは限らない。