問121
原気が集まるとされ、体が重だるく関節が痛むときに用いる経穴の部位はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
陰経では原穴と兪穴が一致する。心経のそれは神門。正答は3。
原気が集まるという原穴の性質と、体重節痛という兪穴の主治を同時に満たす穴を選べるか。
原穴は原気が集まるところ、兪穴は体重節痛すなわち身体が重だるく関節が痛むことをつかさどる。この2つを同時に満たすのは、陰経で原穴と兪穴が一致する穴である。設問の選択肢のうち、手関節前内側で尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋上にあるのは手の少陰心経の神門で、心の原穴かつ心経の兪土穴である。したがって記述3が正しい。誤肢は陽経の穴で、原穴と兪穴が一致しない。
陽経では兪穴と原穴が別の穴として独立しているため、陽経の穴を選ぶと必ず外す。設問が原穴と兪穴の性質を両方求めているので、陰経の穴に絞り込めばよい。上肢の陰経は手掌側、下肢の陰経は足の内側にあることが多い。
原穴は原気が集まり経脈の状態が現れやすいところで、診断点としても治療点としても用いられる。陰経では原穴と兪穴が一致し、肺経は太淵、心包経は大陵、心経は神門、脾経は太白、肝経は太衝、腎経は太渓である。神門の取り方は豆状骨上縁の橈側で、手関節前面横紋上、尺側手根屈筋腱の外側に取るとされる。
原穴と兪穴の性質を両方示し、陽経の原穴・兪穴を誤肢に置く。解法は、(1) 両方を満たすのは陰経だけと確認、(2) 各肢の部位から経脈を特定、(3) 陰経のものを選ぶ。
原気が集まり体重節痛に用いるのは、陰経で原穴と兪穴が一致する穴。心経では神門で、手関節掌側横紋上にある。