問162
弾入動作を用いて刺激を与える手技はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
鍼を使わず、鍼管だけを立てて上端を叩く。正答は1。
手技を、鍼を刺すものと刺さないもので分けられるか。
鍼管の上端を指で叩いて鍼を皮膚に入れる動作が弾入である。管散術は、施術する部位に鍼管だけを立てて、この弾入の要領で上端を叩打する手技で、鍼そのものは使わない。したがって記述1が正しい。誤肢は弾入を用いない。呼吸に合わせて鍼を進退させるもの、刺し入れた鍼を一定の深さで操作するもの、目的の深さを段階に分けて進めるものは、いずれも鍼を刺したうえで行う操作である。
弾入は切皮のための動作なので、「刺すための動作」と結びつけて覚えていると、鍼を使わない手技が答えになることに驚く。管散術は弾入の動作だけを刺激として使う手技であり、刺さずに刺激を与える方法の一つと位置づけられる。
鍼管を用いる刺し方は、日本で広く用いられている方法である。鍼管から出た柄の部分を叩く動作が切皮にあたり、切皮の瞬間の痛みを減らすために素早く行う。刺さない手技には、この管だけを叩くもののほか、鍼を皮膚に当てるだけのもの、皮膚をこするものがあり、刺激に敏感な人や小児に用いられる。
手技名を4つ並べ、鍼を使わないものを1つ置く。解法は、(1) 弾入がどの場面の動作かを確認、(2) 各手技が鍼を刺すかを判定、(3) 弾入の動作だけを使うものを選ぶ。
弾入動作を用いるのは管散術。鍼管だけを立てて上端を叩打し、鍼は使わない。随鍼術・内調術・屋漏術はいずれも刺入したうえでの手技。