問165
アレルギーによりアルコール系消毒薬が使用できない患者に対して、施術部位の消毒に適しているのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:2
正答:2
アルコールが使えない人には、殺菌力は弱いが刺激の少ない薬を使う。正答は2。
消毒薬を、殺菌力の水準と使いどころで分けられるか。
施術部位の消毒には通常アルコール系の薬を用いるが、アレルギーがあって使えない場合は、殺菌の力は弱いが皮膚への刺激が少ない薬に切り替える。クロルヘキシジングルコン酸塩は、この場面で用いられる代表的な薬である。したがって記述2が正しい。誤肢は使えない。1つはアルコール系そのもので、アレルギーのある人には使えない。塩素系の薬は皮膚への刺激が強く、器材や環境の消毒に用いる。もう1つは滅菌や固定に用いる薬で、皮膚に使うものではない。
名前が長いので取り違えやすいが、アルコール系かどうかで1つは外れる。塩素系は色や臭いが強く、皮膚に使わないという実感で外せる。残る2つのうち、皮膚に使えるものを選べばよい。
消毒薬は殺菌の力によって高・中・低の3水準に分けられる。皮膚に使うのは刺激の少ない中〜低水準のもので、アルコール系のほか、アルコールが使えないときには低水準の薬を用いる。アレルギーの有無は施術の前に必ず確認し、記録に残す。消毒しても滅菌にはならないため、鍼そのものは滅菌済みのものを使うという前提は変わらない。
消毒薬を4つ並べ、皮膚に使えないものを混ぜる。解法は、(1) アルコール系を外す、(2) 皮膚に使えるかを判定、(3) 残ったものを選ぶ。
アルコールが使えない患者にはクロルヘキシジングルコン酸塩。イソプロパノールはアルコール系、次亜塩素酸ナトリウムは器材・環境用、ホルムアルデヒドは皮膚に使わない。