問172
灸術で最も精製度が高い艾を用いるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
髪の毛ほどの細さにひねる灸には、最もよく精製した艾が要る。正答は4。
灸法ごとに必要な艾の精製度を判断できるか。
艾のもとを細く小さくひねるには、繊維が細かく柔らかい、よく精製されたものでなければ形にならない。皮膚に直接据える灸のなかでも、糸のように細くひねるものは最も高い精製度を要する。したがって記述4が正しい。誤肢は精製度がそこまで要らない。皮膚から離して温める方法、棒状のものを押し当てる方法、物を隔てて据える方法は、いずれも大きめの塊で用いるため、精製度の低いものでも足りる。
精製度の高い艾は「良いもの」なのだから、どの灸にも高いほうがよいと考えると外す。実際には用途で選び、皮膚から離す灸や物を隔てる灸では、精製度の低いものが使われる。細くひねれるかどうかという、形にできるかの条件で判断する。
精製度が高い艾は燃焼の温度が低く、刺激がやわらかい。皮膚に直接据える灸ではこれが必要になる。逆に精製度の低い艾は燃焼の温度が高いので、皮膚から離す灸や物を隔てる灸に向く。艾のもとの大きさは刺激量を決める主要な要素で、小さいほど熱の量が少なく、熱傷も浅く小さくなる。
灸法を4つ並べ、艾の大きさで選ばせる。解法は、(1) 各灸法で使う艾の大きさを考える、(2) 細く小さくひねるものを探す、(3) それを選ぶ。
最も精製度が高い艾を用いるのは糸状灸。温灸・押灸・隔物灸は大きめの塊を用いるため、精製度の低いものでも足りる。