問174
知覚過敏者に対する施灸の配慮で正しいのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
刺激に敏感な人には、皮膚から離して温める方法に切り替える。正答は4。
刺激量を減らす方向の操作を選べるか。
刺激に敏感な人では、通常の刺激量でも強く反応が出るため、刺激量を減らす方向に調節する。皮膚から離して温める方法は、距離と時間で熱の量を細かく調節でき、痕も残らないので、この場面に適する。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも刺激量を増やす方向である。艾のもとを大きくすれば熱の量が増え、据える回数を増やせば総量が増え、固くひねれば燃焼の温度が上がって刺激が強くなる。
刺激量を左右する要素を整理しておけば、増える方向と減る方向を即座に判定できる。艾のもとの大きさ、ひねりの固さ、据える回数、据える部位の数、皮膚との距離が主な要素である。3つが増やす方向に並んでいる構成なので、減らす方向のものを探せばよい。
刺激に敏感な人には、初回は特に弱い刺激から始め、施術後の反応を次回に聞き取って調節する。だるさ、眠気、気分の悪さが出た場合は、次回の刺激量を下げる。痕を残さない灸のなかでも、皮膚から離す方法は熱の量を距離で調節できるため、最も細かく加減できる。
操作を4つ並べ、増やす方向を3つ置く。解法は、(1) 刺激量を左右する要素を列挙、(2) 各肢が増やすか減らすかを判定、(3) 減らすものを選ぶ。
正しいのは「艾条灸を使用する」。艾炷を大きくする、壮数を多くする、ひねりを硬くする、はいずれも刺激を強める方向。