平成30 年(2018 年)の日本の総人口に最も近いのはどれか。
公式正答:3
解説
平成30年(2018年)の日本の総人口に最も近い値を問う。1億2,600万人である。
この問題で問われていること
総人口のおおよその大きさを把握しているか。
しくみから理解する
日本の総人口は、2008年の約1億2,808万人を頂点として減少に転じた。2018年の推計人口はおよそ1億2,644万人になる。したがって、1億2,600万人が最も近い。人口は毎年およそ40万人から60万人の規模で減少を続けており、近年はその幅がさらに大きくなっている。細かい数値を覚えるより、「1億2,000万人台の後半から、じわじわ減っている」という感覚を持っておく。
選択肢ごとの確認
1億人は少なすぎる。この水準に達するのは2050年代の推計になる。
1億600万人も少なすぎる。2040年代の推計値に近い。
1億4,600万人は多すぎる。日本の人口がこの水準に達したことはない。
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混同しやすいポイント
人口に関する設問では、①現在の総人口(1億2,000万人台)、②頂点の年(2008年)と値(約1億2,808万人)、③1億人を割る時期(2050年代)、④高齢化率(2018年でおよそ28%、2065年で38.4%)、といった節目を押さえる。誤肢は、いずれも別の年次の推計値、あるいはありえない値になる。年次が変わっても、桁と傾向が分かっていれば選べる。
理解を深める
人口統計を整理する。人口静態=ある時点の人口の状態。国勢調査(5年ごと。西暦の末尾が0と5の年の10月1日現在)で把握する。調査の年以外は、推計人口として毎月公表される。人口動態=一定期間の変化。出生、死亡、婚姻、離婚、死産の届出をもとに、人口動態統計として公表される。人口ピラミッド=日本は、かつての富士山型から、つぼ型(少子化により底辺が狭い)へ変化した。2つのふくらみは、第1次ベビーブーム(1947〜1949年生まれ。団塊の世代)と、第2次ベビーブーム(1971〜1974年生まれ)による。年齢3区分=年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)、老年人口(65歳以上)。およそ12%・59%・29%という割合は近年の値で、設問が問う平成30年の値とは一致しない。割合は年ごとに変わるため、設問の年の統計で確認する。世帯=①総世帯数は増加を続けている(人口は減っているのに世帯が増えるのは、1世帯あたりの人数が減っているため)、②単独世帯が最も多い、③高齢者のいる世帯のうち、単独世帯と夫婦のみの世帯が半数を超える、④平均世帯人数は減少を続けている。およそ2.2人というのは近年の値で、設問が問う平成30年は2.44人である。人口減少の背景=①出生数の減少(2022年に80万人を割った)、②合計特殊出生率の低迷、③晩婚化と未婚化、④若年人口そのものの減少。看護に関わる意味=①医療と介護の需要の増加、②担い手の減少、③在宅と地域での療養、④独居高齢者の増加、⑤多死社会への対応。
間違えやすい考え方
統計の値を問う型で、誤肢が別の年次の推計値である。桁と傾向で切る。
5分で振り返る
①2018年の日本の総人口はおよそ1億2,644万人。②2008年の約1億2,808万人が頂点で、以後減少に転じた。③2050年代に1億人を割ると推計されている。④2018年の高齢化率はおよそ28%。⑤人口静態は国勢調査(5年ごと、10月1日現在)、人口動態は届出にもとづく。⑥年齢3区分=年少人口(0〜14歳、約12%)、生産年齢人口(15〜64歳、約59%)、老年人口(65歳以上、約29%)。⑦人口ピラミッドは富士山型からつぼ型へ変化した。⑧人口は減っているのに世帯数は増えている(1世帯あたりの人数が減るため)。単独世帯が最も多い。
1分チェック
- 2018年の日本の総人口は。→ 約1億2,600万人(頂点は2008年の約1億2,808万人)。
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