日本の令和元年(2019 年)の死亡数に近いのはどれか。
公式正答:3
解説
日本の令和元年(2019年)の死亡数に近いものを問う。138万人である。
この問題で問われていること
人口動態の主要な数値を覚えているか。
しくみから理解する
令和元年(2019年)の死亡数は約138万1千人であった。日本の死亡数は、高齢化に伴って年々増加しており、1980年代には70万人台であったものが、2003年に100万人を超え、現在は150万人を超える水準に達している。一方、出生数は減少を続けており、2019年には約86万5千人と、初めて90万人を下回った。この結果、自然増減(出生数−死亡数)は大きな減少となり、人口は減少局面に入っている。
選択肢ごとの確認
98万人は、日本の死亡数としては2000年前後の水準に近い。
118万人は、2010年前後の水準に近い。
158万人は、令和元年としては多すぎる。ただし、その後の年ではこの水準に達しており、死亡数が増え続けていることを示している。
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混同しやすいポイント
「死亡数はおよそ140万人、出生数はおよそ86万人(令和元年)」と、対にして覚える。差し引きで、年に50万人以上の自然減となる。数値は毎年変わるため、受験の年に対応する最新の値を確認する必要があるが、「死亡数が増え、出生数が減り、人口が減っている」という方向は変わらない。この方向を押さえておけば、選択肢の中から妥当な水準を選べる。
理解を深める
人口の動きを整理する。人口=日本の総人口は2008年をピークとして減少に転じた。高齢化率(65歳以上の割合)は約29%(令和5年)で、世界で最も高い水準になる。年少人口(0〜14歳)は約11%、生産年齢人口(15〜64歳)は約59%。人口ピラミッドは、つぼ型(少子高齢化が進んだ形)を示す。出生=出生数、合計特殊出生率(令和元年1.36、その後さらに低下)、第1子出生時の母の平均年齢(約30.7歳)。死亡=死亡数、死亡率(人口千対)、年齢調整死亡率(低下傾向)、死因(悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎が上位)。自然増減=出生数−死亡数。2007年以降、一貫して減少になる。社会増減=入国者−出国者。将来推計=2070年には総人口が約8,700万人、高齢化率は約39%になると推計されている。これらの変化は、医療と介護の需要の増加、担い手の不足、そして地域の維持の困難という形で、看護の現場に直接影響する。地域包括ケアシステム、医療計画、そして介護保険制度の改正は、いずれもこの人口の変化への対応として位置づけられる。
間違えやすい考え方
統計の水準を問う型で、誤肢が過去または将来の水準である。死亡数140万・出生数86万と対にして覚える。
5分で振り返る
①令和元年(2019年)の死亡数は約138万1千人。②出生数は約86万5千人で、初めて90万人を下回った。③差し引きで年に50万人以上の自然減になる。④死亡数は高齢化に伴い増加を続け、2003年に100万人を超えた。⑤日本の総人口は2008年をピークに減少に転じた。⑥高齢化率は約29%(令和5年)で世界で最も高い水準。年少人口は約11%、生産年齢人口は約59%。⑦死因の上位は悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎(年により順位が変わる)。
1分チェック
- 令和元年の死亡数は。→ 約138万人(出生数は約86万人)。
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