正常に経過している妊娠26 週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期とし て推奨されるのはどれか。
公式正答:3
解説
正常に経過している妊娠26週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるものを問う。2週後である。
この問題で問われていること
健診の間隔を、妊娠週数に応じて把握しているか。
しくみから理解する
妊婦健康診査の間隔は、妊娠23週までは4週間に1回、24週から35週までは2週間に1回、36週以降出産までは1週間に1回が標準とされる。妊娠26週は24〜35週の区間にあたるため、2週後の受診になる。週数が進むほど間隔が短くなるのは、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、切迫早産、胎児の発育不全といった異常が現れやすくなり、また分娩が近づくにつれて母体と胎児の状態を細かく確認する必要が生じるためである。標準的な受診回数は14回程度になる。
選択肢ごとの確認
4週後は、妊娠23週までの間隔になる。26週では間隔が長すぎる。
3週後という区分はない。
1週後は、36週以降の間隔になる。26週ではまだ必要ない。
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混同しやすいポイント
3つの区間と間隔を対で覚える。23週まで=4週に1回、24〜35週=2週に1回、36週以降=1週に1回。合計で14回程度。この数値は、市町村による費用助成の回数の根拠にもなっている。妊娠週数を聞かれたら、まずどの区間かを判断する、という手順で答えられる。
理解を深める
妊婦健康診査では、毎回、体重、血圧、尿検査(蛋白と糖)、子宮底長、腹囲、浮腫、胎児心拍を確認する。加えて、時期に応じた検査が行われる。初期には、血液型、貧血、感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、ヒト免疫不全ウイルス、風疹抗体、ヒトT細胞白血病ウイルス1型)、子宮頸部細胞診。中期には、貧血の再検査、血糖、超音波検査による胎児の形態と発育の評価。後期には、貧血、B群溶血性レンサ球菌の検査(産道感染を防ぐため、陽性なら分娩時に抗菌薬を投与する)、ノンストレステストが加わる。健診は、異常の早期発見だけでなく、妊婦が相談し、情報を得て、出産と育児への準備を進める機会にもなる。看護職は、身体的な計測と並行して、体調、生活、仕事、家族の状況、不安や疑問を聴き、必要な情報と支援につなげる。妊婦健康診査を受けていない、あるいは受診が途切れている妊婦(未受診妊婦)は、母子ともにリスクが高く、背景に経済的困窮、社会的孤立、若年妊娠、望まない妊娠といった課題を抱えていることが多い。
間違えやすい考え方
間隔を問う型で、誤肢が別の区間の間隔である。3区間の対応で切る。
5分で振り返る
①妊婦健康診査の間隔=23週まで4週に1回、24〜35週は2週に1回、36週以降は1週に1回。②標準的な回数は14回程度。③週数が進むほど異常が現れやすく、細かい確認が必要になる。④毎回、体重・血圧・尿検査・子宮底長・腹囲・浮腫・胎児心拍を確認する。⑤初期は血液型・貧血・感染症・子宮頸部細胞診。⑥後期はB群溶血性レンサ球菌の検査とノンストレステスト。⑦未受診妊婦は母子ともにリスクが高く、背景に社会的な課題があることが多い。
1分チェック
- 妊娠26週の次の健診は。→ 2週後(24〜35週は2週間に1回)。
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