問8
保健所について誤っているのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
医師が確保できないときは、同等の知識を持つ技術職員を所長にできる。正答は2。
保健所の根拠法、所長の要件、業務の範囲を正しく言えるか。
保健所は地域保健法に基づいて設置され、地域の保健の広域的・専門的・技術的な拠点として機能する。所長は医師であることとされているが、医師の確保が著しく困難な場合には、医師と同等以上の公衆衛生行政に必要な専門的知識を持つと認めた技術職員を所長にできる制度が2004年の法改正で設けられた。したがって「医師である必要がある」と言い切る記述2が誤りである。残る3つは正しい。地域保健法で規定されること、栄養の改善と食品衛生に関する業務を行うこと、地域保健に関する統計の業務を行うことは、いずれも保健所の業務である。
原則と例外を分けて覚える。原則は医師だが、例外の制度がある。この種の設問では「必要がある」「なければならない」と言い切っている肢を疑う。市町村保健センターとの役割の違いも押さえる。
保健所の内部は基本的に3つの課からなる。庶務を担当する課では職員の管理、医務、薬務を、保健予防を担当する課では主に人に対する保健活動として疾病の予防と各種の保健サービスを、衛生を担当する課では主に物に対する保健活動として営業の許可と環境の監視を行う。各保健所には、区域内の公衆衛生と保健所の運営に関する事項を審議する協議会が置かれる。
保健所の記述を4つ並べ、言い切りの肢を混ぜる。解法は、(1) 原則と例外を確認、(2) 言い切っている肢を疑う、(3) 例外のあるものを選ぶ。
誤っているのは「保健所長は医師である必要がある」。医師の確保が困難な場合は同等の知識を持つ技術職員を所長にできる。他の3つは正しい。