問9
運動により減少することが期待されるのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
運動を続けると血管が広がりやすくなり、流れにくさが減る。正答は3。
運動を続けたときに増えるものと減るものを分けられるか。
運動を習慣として続けると、心臓が一度に送り出す量は増え、体が取り込める酸素の最大の量も増え、インスリンの効き方も良くなる。一方で、血管の内側の細胞の働きが改善して血管が広がりやすくなり、末梢での血液の流れにくさは減る。したがって、減ることが期待されるのは記述3である。誤肢は3つとも増える側で、いずれも運動によって改善する方向の変化である。
インスリンについては、感受性が上がるのか下がるのかで混ざる。運動をすると効きが良くなるので、感受性は上がる。抵抗性が下がる、と言い換えても同じことを指す。設問がどちらの語で書かれているかを確かめる。
運動の効果は、血圧の低下、血中の脂質の改善、血糖の管理の改善、骨の強度の維持、気分の改善など多方面に及ぶ。生活習慣に関わる病気の予防では、食事と並ぶ柱になる。高齢者では、転倒の予防と筋力の維持を目的として、脚の筋力とバランスを保つ運動が勧められる。
指標を4つ並べ、増える側を3つ置く。解法は、(1) 運動で良くなる方向を書く、(2) 各指標がどちらへ動くかを判定、(3) 減るものを選ぶ。
運動により減少するのは末梢血管抵抗。心拍出量・最大酸素摂取量・インスリン感受性はいずれも増える側。