外頸動脈の枝はどれか。
正答:3
正答:3
総頸動脈は舌骨の高さで内頸動脈と外頸動脈に分かれる。内頸動脈は頭蓋内(脳)へ、外頸動脈は頭蓋の外(顔面・顎・側頭など)に分布する、という分業を理解していれば、各選択肢がどの幹の枝かで正答が選べる。
4つの動脈のうち、外頸動脈から分かれる枝はどれか。狙いは『内頸動脈の枝(眼動脈)』『鎖骨下動脈の枝(椎骨動脈)』『甲状頸動脈幹=鎖骨下動脈系の枝(下甲状腺動脈)』を外頸動脈の枝と取り違えないこと。
講義では、頭頸部に向かう総頸動脈が舌骨の高さで内頸動脈(頭蓋内=脳に分布)と外頸動脈(頭蓋の外に分布)に分岐すると説明する。顎(上顎・下顎など顔面深部)は頭蓋の外側であり、これを養う顎動脈は外頸動脈の枝。よって3が正。一方、眼動脈は内頸動脈の直接の枝、椎骨動脈は鎖骨下動脈の枝で、いずれも外頸動脈の枝ではない。
『総頸動脈の二分岐(内頸 vs 外頸)』と『鎖骨下動脈系(椎骨動脈・甲状頸動脈幹→下甲状腺動脈)』を混同しやすい。眼動脈は名前が頭蓋外(目)に行きそうだが、実は内頸動脈の枝である点が最大の引っかけ。
頭頸部の動脈は大きく2系統。(1)総頸動脈→(舌骨の高さで)内頸動脈(脳・眼動脈)+外頸動脈(顔面・顎・側頭・甲状腺上部など頭蓋外)。(2)鎖骨下動脈→椎骨動脈(脳の後方循環)+甲状頸動脈幹(→下甲状腺動脈)。眼動脈が内頸動脈の枝であること、椎骨動脈が鎖骨下動脈の枝であることは教科書講義で明確に確認できる。
『目に行く=外側だから外頸動脈』という直感を裏切る型。眼動脈は内頸動脈の枝。また『甲状腺=頸部だから外頸動脈』も誤りで、下甲状腺動脈は鎖骨下動脈系。
外頸動脈=頭蓋の外(顔面・顎・側頭・甲状腺上部)を養う系統。内頸動脈=頭蓋内(脳)+眼動脈。鎖骨下動脈=椎骨動脈(後方循環)と甲状頸動脈幹(→下甲状腺動脈)。選択肢が『脳・眼に行く=内頸/椎骨』『顎・顔面に行く=外頸』のどちらかを見極めるのがコツ。