膵臓について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
膵臓は膵液を分泌する外分泌腺とホルモンを分泌する内分泌腺(ランゲルハンス島)からなる。膵液は主膵管・副膵管を通り、大十二指腸乳頭(ファーテル乳頭)・小十二指腸乳頭から十二指腸内へ分泌される。したがって膵管は十二指腸に開口する。
膵臓各部(膵頭部・膵体部・膵尾部)の位置関係、膵管の開口部、ランゲルハンス島の分布の正誤が問われている。
講義では『膵臓は12指腸にこのC字型に頭がガツンと入っているような形で、その十二指腸のところにあるのが膵頭部、真ん中が膵体部、後ろ側が膵尾部』『膵尾部のところに脾臓がちょこんとくっついている』と説明される。膵液は『主膵管・副膵管を通って大中二子腸乳頭(パータ乳頭=ファーテル乳頭)・小中二子腸乳頭に分泌される』とあり、膵管は十二指腸に開口する。
膵頭部・膵体部・膵尾部の前後位置と、脾臓が接するのは膵尾部であること、ランゲルハンス島が多いのも膵尾部であることが混乱しやすい。『膵頭部=十二指腸C字にはまる/膵尾部=脾臓接・ランゲルハンス島多い』とセットで覚える。
膵臓の内分泌部ランゲルハンス島はα細胞(グルカゴン・血糖上昇)、β細胞(インスリン・血糖低下)、δ細胞(ソマトスタチン)からなる。血糖を下げる唯一のホルモンがインスリンで、膵尾部に多く存在する。外分泌部の膵液は主膵管→大十二指腸乳頭(ファーテル乳頭)へ。胆嚢からの総胆管も主膵管と合流して大十二指腸乳頭に開く(コレシストキニン刺激)。
『脾臓に接する』『ランゲルハンス島が多い』の主語を膵頭部にすり替えるひっかけ。両方とも正解は膵尾部。膵頭部は十二指腸側、膵尾部は脾臓側と覚える。
膵臓=外分泌(膵液→主膵管→大十二指腸乳頭→十二指腸)+内分泌(ランゲルハンス島:α=グルカゴン/β=インスリン/δ=ソマトスタチン、膵尾部に多い)。膵頭部=十二指腸C字、膵体部=中央、膵尾部=脾臓接。胃の後ろ・奥に位置(後腹膜寄り)。