一次救命処置で正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
一次救命処置(市民が行うBLS)の内容を問う。教科書の『市民用BLSアルゴリズム』(JRC蘇生ガイドライン2020より)では、反応・呼吸がなければ『ただちに胸骨圧迫を開始する』とされ、応援要請・AED・人工呼吸(技術と意思があれば)が一次救命処置の構成要素として示されている。胸骨圧迫が正答。
一次救命処置(BLS)として正しい行為を1つ選ぶ。市民が行える基本的救命処置の内容と、医療従事者が行う処置(薬剤・人工呼吸器・静脈ルート)の区別が問われている。
教科書の教科書の図(市民用BLSアルゴリズム)では、安全確認→反応の確認→応援要請(119番通報・AED依頼)→普段どおりの呼吸の確認→なければ『ただちに胸骨圧迫を開始する』(強く約5cm、速く100〜120回/分、絶え間なく)→人工呼吸の技術と意思があれば胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせ→AED装着、という流れが示される。胸骨圧迫はこのアルゴリズムの中核であり、一次救命処置に含まれる。
一次救命処置(BLS)に含まれるのは『胸骨圧迫・人工呼吸(口対口等)・AED・応援要請』であり、薬剤投与・人工呼吸器装着・静脈ルート確保は含まれない点が鑑別の鍵。設問の『人工呼吸器をつける』は機器装着を指し、BLSの人工呼吸(口対口)とは別物である。
教科書は救急処置の基本としてABC(A:気道の確認、B:呼吸の管理、C:循環の維持)を挙げ、心肺停止に備え駅や空港にAEDが設置されていると記載する。教科書の図の市民用BLSアルゴリズムでは胸骨圧迫を中核に、AED・人工呼吸を組み合わせる。これらは特別な薬剤・器具を要さず市民が実施できる処置であり、一次救命処置に相当する。
医療従事者が行う高度な処置(薬剤・人工呼吸器・点滴ルート)を選択肢に並べ、誰でも行える基本処置(胸骨圧迫)と混同させるパターン。一次救命処置=市民が器具・薬剤なしで行える処置という枠組みで判断する。
教科書の救急処置の項(ABCの基本、教科書の図 市民用BLSアルゴリズム)を通読する。①安全確認②反応確認③応援要請(119番・AED依頼)④呼吸確認⑤胸骨圧迫(強く・速く・絶え間なく)⑥人工呼吸(技術と意思があれば30:2)⑦AED装着、の流れを確認する。BLSが特別な薬剤・器具を要さない処置である点を押さえる。