問46
意識障害で最も重いのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
意識障害の程度は重い順に昏睡・半昏睡・昏迷・傾眠と表現される。設問は選択肢のうち最も重い(覚醒度が最も低い)状態を選ばせる、第22回問題59と同趣旨の問題である。
提示された4つの用語のうち、最も覚醒度が低く刺激への反応が乏しい=最も重い意識障害を1つ選ぶ。
昏睡(coma)は『覚醒状態の完全な消失。患者は目を閉じたまま、いかなる外的刺激にも反応しないで無動の状態』で最重度。教科書でも『意識が完全に消失し、外部からのいかなる刺激にも反応しなくなった状態。尿・便を失禁し、種々の表在性・深部反射は消失する』とされる。昏迷・傾眠は刺激への反応が残るため昏睡より軽い。
前問(問題59)とほぼ同型だが選択肢構成が異なり、半昏睡が抜けて嗜眠が入る。嗜眠は教科書の正式用語でないため判断材料から外し、残りの昏迷・傾眠・昏睡の中で最重度=昏睡を選ぶ。
意識障害の最重度評価は、客観指標JCSではⅢ群(刺激をしても覚醒しない)に対応する。とくに300は痛み刺激に反応しない=昏睡相当。意識障害は脳血管障害・脳腫瘍・脳炎などの脳疾患のほか、肝硬変・尿毒症・糖尿病・呼吸不全・薬物中毒・一酸化炭素中毒などでも生じる。
正式用語でない『嗜眠』をダミーに混ぜる手法。教科書の4用語(昏睡・半昏睡・昏迷・傾眠)を順序で押さえていれば惑わされない。
教科書で昏睡の定義(覚醒状態の完全な消失・無動・無反応)を確認し、教科書「④昏睡」の失禁・反射消失の記載と突き合わせる。問題59と本問を並べ、選択肢が変わっても『最重度=昏睡』が動かないことを確認する。嗜眠を正式用語と取り違えないよう、教科書の4用語を再暗記する。