問48
めまいをきたす疾患はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
めまいをきたす疾患は、内耳・前庭神経に原因のある末梢前庭性めまい(メニエール病など)と、小脳・脳幹に原因のある中枢性めまいに大別される。残りの選択肢は錐体外路系疾患や内分泌疾患で、めまいを主症状とする疾患ではない。
4疾患のうち『めまいを主症状としてきたす疾患』を1つ選ぶ。めまいの原因疾患リストに入るものを問う問題。
メニエール病は末梢前庭性めまいの原因疾患で、発作性にめまい・難聴・耳鳴りが起こる。一方パーキンソン病は錐体外路系(大脳基底核)の障害による運動機能の疾患、クッシング症候群は副腎皮質機能の亢進による内分泌疾患であり、いずれもめまいを主症状とする疾患として教科書のめまいの章には挙げられていない。
パーキンソン病・クッシング病・ウィルソン病はいずれも『歩行障害やふらつきを連想させる』ため迷いやすいが、教科書がめまいの原因として明記するのはメニエール病(末梢性)である点が決め手。
教科書はクッシング症候群について『副腎皮質機能の亢進によって起き、満月様顔貌がみられる』と記載。パーキンソン病については錐体外路系障害として粗大で遅い振戦・前かがみ姿勢・書字が小さくなる等を記載しており、いずれもめまいではなく運動・内分泌の所見である。
『難しそうな疾患名(ウィルソン病・クッシング病)にめまいが隠れているかも』と疑わせる罠。最も基本的なメニエール病=めまいという軸で確実に解く。
めまいの原因疾患を末梢性と中枢性に分けて並べ、そこにクッシング症候群(満月様顔貌)とパーキンソン病(錐体外路系の障害)を加えて、それぞれの主症状を1行で言えるようにする。