骨化性筋炎の原因はどれか。
正答:4
正答:4
教科書でいう骨化性筋炎は、筋・腱疾患の項に置かれ、肘・膝関節付近の骨折後に周辺の軟部組織に石灰沈着や骨化が生じるもの。粗暴な(無理な)手技で起こることが多いとされ、外傷後の無理なリハビリと結びつく。
骨化性筋炎を引き起こす原因を1つ選ぶ。教科書の記述(外傷=骨折後の軟部組織+粗暴な矯正手技)に最も合致する選択肢を選ぶ。
教科書は骨化性筋炎を『肘関節や膝関節付近の骨折後に周辺軟部組織に石灰沈着や骨化が生ずるもの』と定義し、『粗暴な矯正手技によって起こることが多い』と述べる。すなわち外傷(筋・軟部組織の損傷)後に無理な可動域訓練・矯正手技を加えることで、周辺軟部組織に異所性の骨化が生じる。多くは安静で吸収・再構築されるが、しっかりした骨化が起これば関節可動域制限を生じ摘出手術の適応となる。
骨化性筋炎には①外傷性(教科書の定義:骨折・打撲後の無理な手技)と、②神経原性(脊髄損傷・脳障害に伴う異所性骨化)など複数の文脈がある。脊髄損傷の合併症『異所性骨化症』とは項目が別である点に注意。
教科書の骨化性筋炎は筋・腱疾患の章に位置づけられ、肘・膝関節付近の骨折後に周辺軟部組織へ石灰沈着・骨化が生じる病態。多くは安静で吸収・再構築されるが、しっかりした骨化が固定すると関節可動域制限を起こし摘出手術の適応となる。外傷後に無理な他動運動・矯正手技を加えることが誘因になりうるため、リハビリは粗暴に行わないことが重要。
脊髄損傷の合併症として教科書別項に『異所性骨化症』があるため、選択肢1(脊髄損傷)を選びたくなる引っかけ。しかし教科書が骨化性筋炎の原因として明記するのは『骨折後+粗暴な矯正手技』であり、外傷後の無理な可動域訓練(選択肢4)が正答。設問が問う疾患名の定義文を根拠にする。
骨化性筋炎=外傷(骨折・打撲)後の軟部組織に異所性骨化。鍵は『粗暴な矯正手技/無理な可動域訓練』が誘因という点。多くは安静で吸収するが、固まれば可動域制限→手術。脊髄損傷の合併症『異所性骨化症』とは別項目だが概念は近い点も整理しておく。