問53
筋萎縮性側索硬化症によくみられるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
第29回問53と同じくALSの陽性・陰性徴候を問うが、今回は陽性所見として下位運動ニューロン徴候の『筋線維束性れん縮(ファスキキュレーション)』が正答となる。
ALSでよくみられる下位運動ニューロン徴候(筋線維束性れん縮)を、ALSでは原則みられない陰性徴候(感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害)から区別できるか。
脊髄前角(下位運動ニューロン)の変性脱落により、脱神経した筋線維が自発的に小刻みに収縮する『筋線維束攣縮(ファスキキュレーション)』が安静時にみられる。これは下位運動ニューロン障害の代表的所見。
『筋線維束性れん縮=ファスキキュレーション』が下位運動ニューロン障害の所見であること。陰性徴候(感覚・眼球運動・膀胱直腸)と混同しないこと。
ALSの陽性所見は、下位運動ニューロン症状(筋萎縮・筋線維束攣縮・腱反射低下)と上位運動ニューロン症状(痙性麻痺・腱反射亢進・バビンスキー徴候)の併存。筋電図では安静時の筋線維束攣縮・随意収縮時の神経筋単位減少・高振幅長持続時間の神経筋単位を示す。感覚・自律神経・眼球運動・知能は保たれる。
ALSの陰性徴候を3つ並べ、唯一の陽性徴候(筋線維束性れん縮)を選ばせる。前問(嚥下障害が正答)と陽性肢を入れ替えた姉妹問題。
ALSの陽性所見(球麻痺による嚥下・構音障害/筋線維束攣縮/筋萎縮/上位+下位の混在)と陰性所見(感覚・自律神経・眼球運動・知能は保たれる)を1枚に並べる。陽性肢として問われるのは『嚥下障害』か『筋線維束性れん縮』が頻出。