問55
高血圧性脳出血が最も好発する部位はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
高血圧性脳出血の好発部位の頻度順を問う。最も頻度が高いのは被殻出血である。
高血圧性脳出血で最も好発する(頻度が最も高い)出血部位を選ぶ。
高血圧では細い脳内動脈(直径150μm前後)に類線維素性動脈壊死による小動脈瘤が発生し、破綻して血腫となる。教科書に『小動脈瘤がもっとも多発するのが外線条体動脈であり、部位でいえば被殻である。次に視床に多く、小脳、橋の順に多い』とあり、被殻が最多。さらに症状の項でも『高血圧性脳出血のなかでもっとも頻度の高いのが、被殻出血である』と明記。
好発部位の頻度順(被殻>視床>小脳>橋)を取り違えやすい。最多は被殻。被殻出血はレンズ核線条体動脈(外線条体動脈)からの出血。
高血圧性脳出血は発生部位により被殻出血・視床出血・橋(脳幹)出血・小脳出血・皮質下出血の5つに分類される。被殻出血はレンズ核線条体動脈からの出血で反対側の片麻痺・知覚障害を呈し、優位半球では失語、非優位半球では失行・失認を呈することもある。視床出血は視床膝状体動脈・視床穿通動脈からの出血。
好発部位を列挙し、頻度2位以下(視床・橋)や分類に含まれない部位(前頭葉)を混ぜて、最多(被殻)以外を選ばせる。頻度順『被殻>視床>小脳>橋』を暗記する。
高血圧性脳出血=細小動脈の類線維素性壊死による小動脈瘤破綻。好発頻度は被殻>視床>小脳>橋。最多は被殻(レンズ核線条体動脈)。5分類=被殻・視床・橋・小脳・皮質下。被殻出血は反対側片麻痺+(優位半球で失語/非優位半球で失行・失認)。