急性骨髄性白血病について正しいのはどれか。
正答:1・2・3・4
この設問は不適切問題として扱われ、複数の選択肢が正解とされています。正答:1・2・3・4
この設問は不適切問題として扱われ、複数の選択肢が正解とされています。末梢血で白血球裂孔がみられるのが急性白血病の特徴。ただし本問は不適切問題として扱われ、全選択肢が正解とされた。学習上は1を押さえる。
急性白血病の血液像・合併症・好発年齢・凝固異常を判断できるか。
急性骨髄性白血病では、骨髄で幼若な白血病細胞(芽球)が増え、成熟した血球が作られなくなる。末梢血には芽球と少数の成熟好中球が現れる一方、その中間の段階の細胞がほとんど見られない。この中間段階の欠落を白血球裂孔といい、急性白血病の特徴とされる(慢性骨髄性白血病では中間段階も含めてすべての段階が出るので裂孔がない)。合併症としては、白血病細胞が中枢神経へ広がる中枢神経白血病があり、髄膜刺激症状や脳神経麻痺を起こす。凝固については、急性前骨髄球性白血病で播種性血管内凝固症候群を合併しやすく、凝固系は保たれない。好発年齢は、急性骨髄性白血病が成人(とくに高齢者)に多く、小児に多いのは急性リンパ性白血病である。この設問は財団公式正答が1・2・3・4となっており、出題側で全選択肢が正解とされた。
白血球裂孔は急性白血病だけの所見で、慢性骨髄性白血病では見られない。ここが急性と慢性を分ける最も分かりやすい点。好発年齢も、骨髄性は成人、リンパ性は小児という対で覚える。ただし本問は不適切問題として全選択肢が正解とされたので、正誤の判断そのものより、各記述がなぜ議論になったかを押さえるほうが学習になる。
白血病は経過と病態像から急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病に大別され、さらに細分類される。多くの患者で真の原因は不明だが、造血細胞の増殖に関与する癌遺伝子あるいは癌抑制遺伝子の異常が発症に関わると考えられている。慢性骨髄性白血病にはフィラデルフィア染色体という特有の標識染色体があり、腫瘍が単一の細胞系に由来することを示唆する。診断の補助にはWT1 mRNAの測定が用いられる。
1疾患について4つの記述を並べる。解法は、(1) 血液像の特徴を確認、(2) 急性か慢性か、骨髄性かリンパ性かで好発年齢を決める、(3) 合併症を思い出す。ただし本問のように全選択肢が正解とされる例もあるため、公式正答は必ず確認する。
急性白血病の血液像の特徴は白血球裂孔。急性骨髄性白血病は成人に多く、急性前骨髄球性白血病では播種性血管内凝固症候群を合併しうるので凝固系は保たれない。ただし本問は財団公式正答が全選択肢(1・2・3・4)となった設問である。