子宮筋腫について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
子宮筋腫は子宮平滑筋から生じる良性腫瘍で、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で大きくなる。正答は4。
子宮筋腫の性質を、子宮頸癌や卵巣癌と混同せずに言えるか。
子宮筋腫は子宮の平滑筋から発生する良性腫瘍で、性成熟期に増大し閉経後は縮小する。この経過はエストロゲンの分泌と一致し、エストロゲン依存性の疾患であることを示す。誤肢は他疾患の性質を持ち込んだもの。CA125は卵巣癌や子宮内膜症で上昇する腫瘍マーカーで、子宮筋腫の指標ではない。ヒトパピローマウイルスの持続感染が関係するのは子宮頸癌。不正性器出血については、子宮筋腫は過多月経・過長月経や不正出血をきたしやすく、これが原因で鉄欠乏性貧血になることもあるため、「きたしにくい」は誤り。
婦人科の3疾患は原因が別々。子宮筋腫=ホルモン依存の良性腫瘍、子宮頸癌=ヒトパピローマウイルス、卵巣癌=CA125。この3対応を押さえれば誤肢の大半が消える。過多月経が続いて貧血で見つかることが多い点も、鉄欠乏性貧血の原因疾患として押さえておく。
子宮筋腫に伴う過多月経は40歳代に多い。月経異常の成因には卵巣機能の不安定、子宮筋腫や子宮内膜症に続発する場合、機能性月経困難症などがある。診断には超音波検査、CT、MRIを用いる。治療は症状に応じたホルモン療法で、過多月経や月経困難症が強い場合には手術を考慮する。原疾患を治療すれば改善する。鉄欠乏性貧血の治療では、鉄剤の補充と同時に、消化管出血や子宮筋腫など鉄欠乏を起こした原因を明らかにして原疾患を治療する。
1疾患について問い、隣接する婦人科疾患の性質を誤肢に混ぜる。解法は、(1) 良性か悪性か、原因は何かを決める、(2) 腫瘍マーカーとウイルスの対応を確認、(3) 症状の有無を逆にしていないか見る。
子宮筋腫は良性腫瘍で、エストロゲンに依存して性成熟期に大きくなり閉経後に縮む。CA125は卵巣癌、ヒトパピローマウイルスは子宮頸癌の話で、子宮筋腫は不正出血や過多月経をきたしやすい。