発達障害で不注意、多動性、衝動性の3つの特徴がみられるのはどれか。
正答:1
正答:1
不注意・多動性・衝動性の3つが特徴の発達障害は注意欠如多動症(ADHD)。正答は1。
発達障害の型を、中心となる特徴で区別できるか。
発達障害は生まれつきの脳機能の特性によるもので、型ごとに中心となる困りごとが違う。注意欠如多動症(ADHD)は、集中が続かず忘れ物や不注意な間違いが多いこと(不注意)、じっとしていられないこと(多動性)、思いついたまま行動してしまうこと(衝動性)の3つを特徴とする。自閉スペクトラム症は社会的なやりとりの困難と、限られた興味やこだわり・反復的な行動が中心で、多動性は必須ではない。発達性協調運動障害は、年齢に比べて動作がぎこちなく不器用であることが中心。PTSD(心的外傷後ストレス障害)は発達障害ではなく、強い心的外傷体験のあとに再体験・回避・過覚醒が続く状態である。
注意欠如多動症と自閉スペクトラム症は併存することもあり、症状が重なって見える。区別の軸は「注意と行動の制御」か「社会性とこだわり」か。PTSDは発達障害ではなくストレス関連障害なので、そもそも枠が違う。枠を確認してから中身を当てはめる。
注意欠如多動症は、自閉スペクトラム症、脳性麻痺、脆弱X症候群、トゥレット症候群などとともに神経発達の障害として扱われ、人種や社会経済的な集団を問わず見られる。発達障害者支援法に基づく支援の対象で、学校や職場での環境調整が中心になる。鍼灸院では、じっとしていられない子どもに対して短時間で終わる小児鍼を選ぶなど、施術の組み立てを変える必要がある。
発達障害の型を並べ、枠の違うもの(ストレス関連障害)を1つ混ぜる。解法は、(1) 発達障害の枠に入るかを確認、(2) 中心症状を各型に割り当てる、(3) 問われた3特徴と一致するものを選ぶ。
不注意・多動性・衝動性の3つが揃うのは注意欠如多動症。自閉スペクトラム症は社会性とこだわり、発達性協調運動障害は不器用さが中心で、PTSDはそもそも発達障害ではない。