感染症と媒介生物の組合せで正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
デング熱を媒介するのはヒトスジシマカ・ネッタイシマカという蚊。正答は3。
感染症とそれを運ぶ生物の対応を覚えているか。
ベクター(媒介生物)が決まっている感染症は、病原体と生物の組合せをそのまま覚える。デング熱の病原体はデングウイルスで、これをヒトスジシマカやネッタイシマカが運ぶ。日本でも2014年に国内感染例が報告された。誤肢は3つとも媒介生物が入れ替えられている。発疹チフスはリケッチアによるもので、コロモジラミが媒介する。ダニが媒介するのはツツガムシ病や日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群。トキソプラズマ症は原虫による感染症で、終宿主はネコ。ネコの糞便中のオーシストや加熱不十分な食肉から感染し、シラミは関与しない。日本脳炎では、ブタの体内で増えたウイルスをコガタアカイエカが運ぶ。ネズミではない。
シラミとダニ、蚊とネズミが入れ替えられている。蚊が媒介する感染症(デング熱、日本脳炎、マラリア、ジカ熱、チクングニア熱、黄熱、ウエストナイル熱)をひとまとまりで覚えると、蚊が正解になる設問は速く解ける。名前に「日本」が付く2つ(日本脳炎・日本紅斑熱)が別のベクターである点も押さえる。
デング熱を疑う患者に対するデングウイルス抗原検査は、国立感染症研究所が作成した「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」に基づき、入院を要する場合に限って公的に算定できるとされている。蚊媒介感染症は海外渡航歴の聴取が診断の入口になる。鍼灸院では発熱と発疹を訴える人に渡航歴を確認し、疑わしければ医療機関へ紹介する。
感染症と媒介生物の組合せを4つ並べ、媒介生物だけを入れ替える。解法は、(1) 蚊が媒介する感染症のまとまりを思い出す、(2) シラミ・ダニ・ネズミの担当を確認、(3) 原虫や細菌など病原体の種類も手がかりにする。
デング熱は蚊が媒介する。発疹チフスはダニではなくコロモジラミ、トキソプラズマ症はシラミではなくネコが終宿主、日本脳炎はネズミではなくコガタアカイエカ。蚊が媒介する感染症をひとまとまりで覚える。