問66
急性膵炎で最も多いのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
急性膵炎は膵実質内で膵酵素群が活性化し、膵の自己消化が起こって発症する疾患である。成因の頻度を問う基本問題で、公式正答は『アルコール性膵炎』。
急性膵炎の成因のうち、最も頻度が高いものを選ぶ問題。
教科書では成因として『アルコール多飲による膵液流出障害(約40%)』『胆石・総胆管結石による胆汁の逆流(約20%)』『成因不明(約25%)』と記載される。これらの刺激で膵実質が破壊され、流出した膵酵素がさらに実質障害を起こす悪循環を生じる。アルコールが最多の成因である。
胆石性も頻度が高い成因(約20%)であり、第2位として記憶しておくと2択で迷わない。アルコール>胆石の順序が要点。
アルコールによる急性膵炎では泥酔と間違われることがある(アルコール臭)。重症例ではショック・乏尿・呼吸困難・意識障害をきたし、致命率約30%。診断では座位前屈で軽減する背部痛が特徴的。
『自己免疫性膵炎が注目されている』という近年のトピックに引っ張られて2を選ばせる引っかけ。注目度と頻度は別物。
急性膵炎=膵酵素の自己消化。成因順位(アルコール40%>胆石20%>不明25%)、症状(上腹部痛・背部痛、座位前屈で軽減)、重症徴候(ショック・乏尿・低Ca血症・DIC)、致命率約30%をセットで確認。